そんなわけで9月22日、代々木LABOでのライブを無事に終えまして。
息つく暇も無く、今度は29日府中フライトでのアコースティックライブに向けての準備です。
この時点ではまだ、何の曲をやるか全然決めてませんでした。なんとなく考えてはいたんだけど。
今回のライブはアコースティックと言ってもギターの弾き語りがメインで、しかも全5組の出演者のうち全員が単独(一人)での出演というイベント。
要するに、バンドでのライブとは違って
、良くも悪くも
ごまかしがきかない
って事です。
で、ライブの前日の28日までほぼ毎日、仕事終わりにスタジオで個人練習してました。
「嘘ばっかり」
またこんな時に限って自分の担当の仕事が(仮の職業の)忙しかったりしてですね。9月の頭くらいから、もう大変だったわけですよ。月末近くなって、ようやく余裕が出てきたくらいで。
「また”忙しい自慢”が始まった。ホントは女と遊びまわってたんじゃないの?」
いや焦りました。よく考えたら僕、エレアコ持ってないし。
「エレアコって何?エレクトリックなアコーディオン?」
なじみの近所のスタジオに一週間通ったのですが、久しぶりのクセに毎日のように来るので、スタジオの社長さんに「どうしちゃったの?」なんて心配される始末。「いやーライブが近いんですよー」なんて返しつつ
「ちょっと!!」
ユウキ
「わあ。ビックリした」
加湿器子さん
「わあじゃないわよ!いつまでワタシを無視すれば気が済むのよ!」
ユウキ
「久しぶりですねー。もう出ないのかと思ってましたよ」
加湿器子さん
「冗談じゃないわよ!待ちに待ったお肌も心も乾燥する季節到来よ!ワタシの湯気でガンガン湿らせていくわよ!期待しなさい!」
ユウキ
「や、わかりましたから。ちょっと静かにしててくださいよ」
加湿器子さん
「何よ。やけに冷たいじゃないの。ひょっとして、とうとう…」
ユウキ
「いやほら、先日のね。ライブの報告を皆さんにしないと、と思って」
加湿器子さん
「そうね。それは大事なことね。わかったわ」
ユウキ
「わかってもらえましたか。じゃあちょっと続きを書いてますね」
加湿器子さん
「そんな事はどうでもいいのよ!!!!」
ユウキ
「もー、何だって言うんですか。落ち着いて書けやしない」
加湿器子さん
「どうだっていいのよ、そんなこと!アナタ、いったい今、いったい、んもぉ、何月だと思ってるの?!」
ユウキ
「落ち着いてくださいよ。10月じゃないですか」
加湿器子さん
「10月、そうね、10月ね。10月と言えば何?」
ユウキ
「10月ですか…?ええと…体育の日とか…」
加湿器子さん
「そんな事はどうでもいいって言ってるでしょ!!」
ユウキ
「いや、だって自分で聞いたんじゃ…」
加湿器子さん
「どうでもいいのよ、そんなこと!ワタシが言いたいのは、”もう”10月だってことよ!!」
ユウキ
「ああ、そういえばmishearingで初めてライブやってから来月で一周年ですね。めでたいです。これも皆さんの応援のおかげ…」
加湿器子さん
「とぼけるのもいい加減にしなさいよ!ア、アナタ、」
ユウキ
「何だって言うんですか、ホントに」
加湿器子さん
「アナタこの半年間、とうとうワタシ(加湿器)を一度も片付けなかったわね!!!」
ユウキ
「ああ…」
加湿器子さん
「ああ…じゃないわよ!!いい?まず春先。これはまだ許せるわ。冬から引き続いて、まだ空気は乾燥してるものね」
ユウキ
「まあ、ほとんど使ってなかったですけどね」
加湿器子さん
「ワタシが許せないのはね、6月!6月よ!」
ユウキ
「はあ」
加湿器子さん
「6月といえば梅雨よ!アナタ、6月に加湿器が必要だっていうの?!どうなの?!言ってみなさいよ!」
ユウキ
「今年の梅雨はあんまり雨降らなかったし、まあ、人によっては…」
加湿器子さん
「開き直るつもり?!じゃあ7~8月よ!!どうなのよ!!この蒸し暑い日本の夏に、どこのバカが加湿器を使うっていうのよ!!!」
ユウキ
「あれ、こないだのライブ録音したCDどこやったっけな…」
加湿器子さん
「すっとぼけるのもいい加減にしなさいよ!挙句の果てには、コレ見なさいよ!!!」
ユウキ
「やあ、懐かしい。コレは加湿器子さんが家に来たばかりの頃の写真ですね」
加湿器子さん
「そうよ…あの頃はまだ、アナタも優しかったわ。毎晩のようにワタシを(中略)してくれて」
ユウキ
「そこは中略するのやめましょうよ」
加湿器子さん
「タンクの水が無くなったらすぐに足してくれて…満たされていたわ。ワタシの心も、体も」
ユウキ
「はあ…」
加湿器子さん
「幸せ…だったわ」
ユウキ
「あの、コレいつまで続くんですかね?」
加湿器子さん
「ソレが今じゃ、このありさまよ!!」
加湿器子さん
「コレはいったい、どういうことなのよ!!!」
ユウキ
「いやいやいや。ちょっと。恥ずかしいから、やめましょうよ」
加湿器子さん
「なんで上にトイレットペーパーが乗ってるのよ!!!(半泣)」
ユウキ
「いや~。ちょうどいい高さだし…」
加湿器子さん
「だいたいなんで部屋にトイレットペーパーがあるのよ!!ボックスティッシュくらい買いなさいよ!!(号泣)」
ユウキ
「いや、たまたま切らしてて…」
加湿器子さん
「そんなことだから、今年の夏も彼女が出来ないまま終わったのよ!!」
ユウキ
「ほっといてくださいよ。それが夏の全てじゃないでしょ」
加湿器子さん
「…何よ、その頭」
ユウキ
「唐突に何ですか。パーマかけたんですよ(前回のエントリ参照)。ていうか今気づいたんですか?」
加湿器子さん
「似合わないわね」
ユウキ
「…」
加湿器子さん
「絶望的に」
ユウキ
「…」
加湿器子さん
「残念だったわね。ライブだからって気合を入れてパーマかけてみたんでしょ?あの人も見に来ることだし、と思って」
ユウキ
「…」
加湿器子さん
「それにしても、似合わないわね…」
ユウキ
「…」
加湿器子さん
「ま、仕方ないわね。そんなイケてない髪型になったにも関わらずホントは密かに気に入ってたりするんでしょ?”今年こそは彼女ができそうな気がする”なんて息巻いてたけど、そんなダメ人間丸出しのアナタの相手が出来るのは、やっぱりワタシくらいだったってことよ」
ユウキ
「このアイスおいしいなあ。うん、リンゴの風味がたまりません。あの、そろそろ本題に戻っていいですか?」
加湿器子さん
「アナタ、ワタシの話全然聞いてなかったわね!!」
ユウキ
「いや、いい加減本題に戻らないと…久しぶりで嬉しいのは分かりますけど」
加湿器子さん
「そうね。言いたいこと言って少しは気が晴れたわ。今日のところはこの辺で許してあげる」
ユウキ
「はいはい。じゃ、そういうことで」
加湿器子さん
「で、年内に彼女は出来そうなの?」
次回こそはフライトの話を。