そういうこともある

と思うので、お久しぶりです。

前回のエントリを読み返すたび、死にたくなってくるユウキ@mishearingとはワタクシのことでございます。

もう7月も終わりですね。

8月になってしまいますね。

夏ですよ、皆さん。楽しまないと損らしいですよ。

僕ですか?

大奮発してクーラーを買ったとたんに、昼間は変わらず暑いくせに夜は比較的涼しい日が続いて死にたくなったりしてますが何か?

それでも、「せっかく買ったんだから」とタイマーをセットして寝てみたりして、夜中に寒くて目が覚めたりしてますが、それが何か?

挙句の果てには翌日炎天下で仕事をしていて、今までは大丈夫だったのに明らかにクーラーのおかげで暑さに対する抵抗力が下がっているのに気づいたりしてますが、何か問題でもありますか?

まあでも、今が幸せならそれでいいのかな、なんて思ったりしてます。

近況でした。

海鳴り 最終話

今も、

聞こえ続けている。

止むことなく、

聞こえ続けている。

遠く、

近く。

(何だ…?)

(日曜日だっていうのに、朝から…)

はい。もしもし…

「あー、わたし。ごめんね、まだ寝てた?」

寝てたよ…なに?

「んー、何ってほどのことはないんだけど。どうしてるかなって」

別に、どうもしてないよ。変わりない。

「そうなんだ?ふーん」

あの、俺さ。昨夜仕事で帰りが遅くって…まだ眠いんだけど。

「なによー、せっかく電話してるんだから少しくらいつきあってよ」

なんだよ…じゃあ早く用件を話してくれよ。

「あのね?」

うん。

「わたしね?」

…うん。

「やめたの」

…何を?

「何って、結婚よ。この前話したじゃない。忘れちゃったの?」

忘れてないよ。…結婚をやめたって、どういうこと?

「どうもこうもないよ。ただ、やめたの。それだけ」

ただ、って…そんな簡単なもんじゃないだろ?

「いいのよ、そんなもんなの。アイツにとっても、私にとってもね」

だって、式場も決まったって…。親御さんにも挨拶したんだろ?

「ああ、アレ?嘘。ぜーんぶうそ」

…何があったのか、言えよ。

「何よ、それ。何もないよ。嘘だっていってるでしょ」

…言えって。

「別に、関係ないんでしょ。私のことなんて」

そりゃまあ…そうかもしれないけど。心配になるじゃないか。

「良いじゃん、そんなこと。どうだって。それよりさ、」

良くないよ、さっさと言…

「わたしたち、もう一度やり直せないかな?」

(今、何て言った?)

「あのね、正直に言うとね。この前あなたと会って、そのこと帰ってから彼に話したの」

(それは、その言葉は、)

「”元彼と会ってた”って言ったら、彼もう怒っちゃって。だって、そんな怒ることでもないでしょ?」

(あの頃、僕が、)

「”ヨリを戻すつもりか”なんて言うから、わたしもカッとなっちゃって。”そうよ”なんて言っちゃったの。売り言葉に買い言葉って、ああいうのをいうんだね」

(どれだけ…)

「ねえ、聞いてるの?」

…聞いてるよ。

「だから、ね。いっそのこと、復縁しちゃおうよ。わたしたち」

…。

「ダメ?わたしのことなんて、もう何とも思ってないの?」

(忘れられるわけ、)

「そうだよねー、もう忘れられてしまった女だもんね、わたし」

(いつの間にか、あの海鳴りが、耳のすぐそばで聞こえている)

「忘れられるわけ、ないだろう?!」

瞬間、大声が出た。自分でも、声の大きさに驚いてしまったくらいだ。

「…え?」

受話器の向こうで、彼女が動揺しているのがわかる。

「忘れられるわけない、って言ったんだ。お前のことを。今、”やり直せないか”って言ったよな?お前と別れてから、俺がどれだけその言葉を待っていたか。わかるか?」

自分が、興奮してしまっているのに気づく。

だが、どこかで冷えている。

「それじゃ…」

「でも、」

ダメなんだよ。

「ダメって…」

ダメなんだ。

「どうして…?」

よく聞いてくれよ。

「この前は、”忙しくてそれどころじゃない”なんて言ってたのに。本当はもう、他に…」

違う。そうじゃないんだ。

「じゃあ、どうしてよ!!」

今、俺には、やらなきゃいけないことがあるんだ。

「嘘よ!もうわたしのことを何とも思ってないなら、そう言えばいいじゃない!」

俺はね、後悔はしてないんだ。

「何よ、それ?」

お前と一緒にいたことも、

はなればなれになったことも。

「…。」

うまく言えないんだけど。

「…。」

(電話の向こうで、彼女がすすり泣いている)

お前のことを、忘れることなんてできない。”やり直そう”なんて言われて、正直嬉しかったよ。

(でも、)

俺はもう、決めたんだよ。前を向いて、生きて行くって。

「わたしは、」

え?

「本当は、止めて欲しかったの…最初から。」

…。

「でも、何も言ってくれないから」

…。

「何も言ってくれなかったから!」

俺は、

「何よ、格好いいことばかり言っちゃって!わたしがどれだけ苦しかったか、」

お前の幸せを、

「わかるっていうの?!」

祈っているよ。

「何よ…バカ…」

今までも、これからも。ずっとね。

「バカ…」

幸せに、なってくれよ。

大丈夫、お前ならできるよ。

「…。」

元気でね。

 

(ちょうど、電話のバッテリーが切れた)

(海鳴りは、)

(いつしか聞こえなくなっていた)

 

 

————————————

はい。

というわけで、「帰ってきたユウキ日記」番外編でしたが。

妄想炸裂で落書き的な、まあアレでソレな感じですけどね。いちおう第2段ということで、前回よりはハードルを上げてみました。そのせいで読みにくい箇所が多々あるかと思います。

書き始めたからには最後まで書かなきゃならんだろ、という気持ちだけで書きました。

こんなことばっかりやってると、またG犬君に「お前はいったい何をやる人なんだ」と言われてしまうので。次回からは通常営業に戻ります。本業はミュージシャンです。獣医しゃんではないので注意が(以下略)

ああでも、次回はあの人が出てきそうな予感。というか悪寒。

くどいようですが、フィクションですよ。

 

 

 

 

 

もーちょっと待ってね

何のことかって?

早く続きを書け、という声がですね。あちこちからですね。

まあ落書きみたいなものなんで、そのうちね。

ええと先日、高校からの友人であるG犬君から「今度の日曜日(20日)に海に行かないか?」というお誘いを頂いておりました。

どうせまた「車を出せ」とか言われるのだろうと思っていたら、「今回はロマンスカーで行く。切符を予約するので、行くかどうかすぐ決めろ」と言われていたのです。

で、その時はとりあえず保留にさせてもらったわけですよ。なんか用事があったような気がしたので。

その後、先週の水曜くらいにG犬君から「どうするんだ?」とメール。うーん。

あ、ていうか日曜日は車を車検に出す日だ。よく考えたら。10時に車を持っていく約束してたんだった。

そんな大事な用をすぐに思い出せないのはどうかと思いますが、まあとりあえずその旨をG犬君に伝えて「せっかくだけど、今回は見送ります」とのメールを送りました。

その後、彼から返事はなかったのですが、

今日(日曜日)無事に車を車検に出し、夕方コインランドリーにて洗濯なぞしておりましたところ、

G犬君からメール。

「何かな?」と思って見てみると、

件名:あーあ

本文:10人中、男は2人だった。

添付ファイル:(楽しそうな水着の女の子ちゃんたちの写真)

…。(°д°;;)

その次に来たメール

件名:あーあ

本文:来ればよかったのに。

添付ファイル:(水着の女の子ちゃんたちと楽しそうに微笑むG犬君の写真)

…。

…別にね、うらやましいとかじゃないんですよ。

まあ確かに、壁に携帯電話を投げつけそうになりましたけど。

そんなわけで、次回くらいは第3話を書きます。たぶん最終話です。

あ、言うまでもないことなんですけど、あのお話は100%フィクションです。作り話ってことですよ。

「実話ですか?」なんて、結構聞かれることが多いので。いちおうね。

でわ。

 

海鳴り 第2話

遠く、

近く。

海鳴りは、聞こえ続けている。

誰かの声にも似たその響きは、

まるで自分の心の奥底深くから流れ出してくるようだ。

 

(伝えたいことが、あるんだ)

(君に、)

(伝えなきゃならないことが…)

 

止めるって…何を。

「あー!ゴメン、私もう行かなきゃ!これ、ここにコーヒー代置いておくね。じゃね!」

…。なんだよ。

(「止めてくれないの、って聞いてるの」)

止める…?

何を。

彼女の、結婚を?

今さら、

止める理由なんてないだろう。

彼女の気持ちに応えられなかったのは、僕なんだから。

彼女の挙式まで、

あと1ヶ月。

 

(続く)

 

 

みすひありんぐ

英語で書くと、mishearing。

当初は「そらみみ」って意味で、これをバンド名にしました。まあ基本ソロ名義なので、アレですけど。

今後はソロの時だけ、この名前を使っていくと思います。要するに、

ソロ(弾き語りとか、今回みたいにダンサーと二人とか、自分一人だけとかの時)→mishearing
バンドでの活動→名前未定

って感じにします。詳細はまたいずれ。

そんなわけで~、先週の土曜は代々木laboでは初となるソロライブでした。

5バンド中3バンド目という、ソロとしては非常においしい順番で出させていただきました。ブッキング担当竹下さん、ありがとうございました~!

今回はライブのオファーを頂いた時点で「多分メンバーのスケジュール上、バンドでは無理だと思います」と言ったところ「形態は問わないので、好きなようにやっていい」と言って頂けたので、本当に好きなようにやらせてもらいました(笑)。

初挑戦というか、冒険的というか。じゃあまずセットリストからご覧いただきましょう。

1 mishearing(インスト)
2 Laser beat(新曲、インスト)
3 夏の空、雲に風
4 雷鳴(インスト)
5 光を

と、全5曲中3曲インスト(instrumental、要するに歌ナシって事です)という快挙(暴挙?)!

で、2曲目にやった新曲のインスト「Laser beat」は、来て頂いたお客さんにはわかると思いますが、良くも悪くも皆さんの期待を裏切ったようで(笑)その辺も痛快でした。

それと今回はダンサーのマミコさんに、全曲で踊ってもらいました。結構ミーティングとリハーサルを綿密に繰り返したので、多分今までのソロライブで一番良かったんじゃないかなあ。ダンス的にも、全体の内容的にも。

今回はPCがトラブル起こさなかったので、良かった…orz

当日、ライブハウスでのリハーサルでPA担当のKさんからもちょっと嬉しい申し入れがあって、これがまたいい感じにハマったんですね。本番を録音したCD、昨日からヘビーローテーションで聞いてます(笑)

ここで満足しているわけには行かないので、相変わらずエアコンのない部屋で新曲作りに励もうと思います。

それでは最後に、

来てくれたお客さん:
もう十何年ぶりで会った人、まさか本当に来てくれると思ってなかったのでかなり嬉しかったあの人、いつもお世話になっている人(差し入れありがとうございました)、ハンバーグご馳走さまの人、皆さん本当にありがとう。

対バンの皆さん:
どのバンドもすごいカッコよくて本当に楽しい一日でした。多分最年長(笑)の僕に、暖かく接してくれてありがとう。女の子バンド、Jackのベースの「おかあさん」、楽屋でいろいろ話させてもらって楽しかったです。ありがとう。君らホントに、カッコよすぎて腹立つわ(笑)
BRAnk STArの皆さん、いい曲聞かせてもらいました、ありがとう。メンバー仲良さそうでいいな~。あ、いや、うちらも悪くはないですよ(笑)?

代々木laboの皆さん:
おかげさまで、楽しいライブでした。お客さんにも楽しんでもらえたんじゃないかな、と手ごたえを感じました。何となく。またぜひ、よろしくお願いします。入り時間に遅刻しちゃってゴメンナサイ。

来られなかったけど、応援してくれている皆さん:
次はもっともっと面白いことをやろうと思ってるので、今後もバンド、ソロ共に期待しててくださいね~。

というわけで、次に向かって動いていこうと思います。次はバンドかな…でもレコーディングしなきゃだから、ソロが先になっちゃうかな。やっぱり。

いつも元気で音楽をやれていることに、心から感謝します。

 

 

 

突然ですが

ここで、ソロライブのお知らせです。

なんか、周りからは前回のエントリ「海鳴り」の続きをとっとと書け、と言う声が結構聞こえてきておりますが、都合により。まずはこちらです。

もうすでに、メール等やここのPCサイトでもお知らせしてますが、「携帯からしか見られない」と言う方のために。改めてお知らせいたしますです。

決して、携帯のサイトを更新するのが面倒だからではないですよ?

というわけで。

2008/7/12(土) 代々木LABO
mishearingのバンドでのライブでお世話になっている代々木LABOに、
ソロライブで初見参です。
イベント「Yoyogi Kingdom」

OPEN18:00/START18:30

前売2000円/当日2500円(入場時に別途ドリンク代¥500が必要です)

他出演バンド:アキカン/BRAnk STAr/~Sea Moon~/and more…

ソロ名義のユウキ@mishearingは全5アーティスト中3番手、19:50~の出演となります。

前売りご希望の方は、このサイトのCONTACTより「7月12日のチケット希望」とメールを頂ければ、当日受付にてご用意します。

ゲストというかほぼ毎回恒例ですが、ダンサーのマミコも出演します。

今回は全面的に彼女をフィーチャーする予定なので、お楽しみに。決してサボっているわけではありません。

皆さんのお越しを、心よりお待ちしています。

 

昨夜は僕の尊敬する、そして憧れの女性であるところのY子さんと初めてサシで飲むという夢のような一夜を過ごしてまいりました。

色々と、彼女が今主催しているプロジェクトの話を聞かせてもらったり、仕事の話、果ては恋愛話まで。した…ような気も。かなり舞い上がっていたらしく、詳細をあまり憶えておりません。嘘。大切に心の引き出しに、しまいこみました。

いつものようにダメ出しもされつつ(笑)、本当に楽しい時間を過ごしました。Y子さんありがとう。

彼女の主催するプロジェクトについては、いずれ改めて了承をもらってから、ここのサイトでも紹介できるかと思います。

そんな舞い上がった気持ちのまま、12日はステージに立とうと思います。いい年して女の子と飲んだだけで舞い上がれるユウキ@mishearingを、舞い上がりすぎて照明に激突したりしないように。見守りにきてやってくださいな。

 

 

海鳴り

遠く、

どこかから響いてくる音。

初めて聞くようで、懐かしい。

いつ、

どこで聞いたのだろう?

 

「ねえ」

「髪、そろそろ切ったら?」

面倒なんだ。放っておいてくれよ。

「また、そんな事言って。社長さんに怒られるんじゃないの?」

関係ないだろう。

「まあ、そうだけど。いいけどね、別に」

人のことより、自分の事を心配したら?

「私?…大丈夫、だよ」

準備は、進んでるのか?

「うん…向こうのご両親にも挨拶したし、式場の下見にも行ったし…」

そう。

「お母さんがね、”彼の事をよろしくね”なんて。目をウルウルさせながら言うの。…ちょっと、こっちも泣きそうになっちゃったよ」

気に入ってもらえたんだな、良かったじゃないか。

「そうだね。うん。お父さんも、昔気質の感じで。真面目そうないい人だったよ」

うまくやっていけるといいな。

「大丈夫だよ、愛しあってる二人だし」

そんな事は聞いてないよ。第一、二人がそうだったとしても、周りの人ともうまくやれなきゃ仕方ないだろ。

「フフ、そうだね。でも大丈夫だってば。心配?」

なんで俺が心配するんだよ。

「別に、いいと思うよ。心配くらいしてくれたってさ」

まあ、頑張って幸せになんなよ。

「何それ(笑)?”頑張って幸せになる”って、なんかおかしくない?」

だってそうだろ。結婚がイコール幸せではないし、結婚したからって幸せになれる保証も無い。

「なによー、そんな悲観的なことばっか言わないでよ。そんなことだから未だに…」

なんだよ?

「…なんでもない」

別にいいけどさ。

「ねえ、誰かいい人見つからないの?」

余計なお世話です。今は忙しくて、それどころじゃないし。

「あー、もしかして…私のことが忘れられないとか?」

そのへんにしてくれないと、怒るよ。

「…ゴメン」

(だったらどうだって言うんだよ)

「え、なに?」

なんでもないよ。

「なんか…あっという間だった気がする。別れてから…」

そんなこと、

「ううん、わかってる。今さら思い出したって仕方ないことなんだし」

…そうだよ。

「でも、」

…なに?

「…んー、なんでもない」

なんだよ。言えよ。

「いいんだ、なんでもないの」

そう。ならいいけど。

「いいんだ?」

なにが?

「本当にいいの?」

だから、なにが…

「止めてくれないの、」

 

「って聞いてるの」

 

 

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あのー、

コレ、もうちょっと続けてもいいですか?

というわけで、次回に続きます。

値上げ

寝汗ではありませんよ。

ガソリン、ガス料金、電気料金。

食料品などなど、

ありとあらゆるものが値上がりだそうです。

ニュースなんかでは「これでは生活していけない」なんて、世間の声が聞かれます。

極端な話をすれば、

車が無くても、ガスがつかなくても、電気が無くても。

「生きていく」ことはまあ可能なはずなんですが、

一日にまともな食事が取れても一食、なんて人たちに比べれば…

それでも日本人はまだまだ豊かなんだと思いますけど。

世の中は僕の頭の中よりはるかに複雑だし、

実際物価の上昇が死活問題につながる方々もいて、能天気なことを言ってる場合でもないですが。

上がらないのは唯一、相も変わらずワタクシのうだつくらいのもんですね。

「うだつ」って何かって?

用例:

「うだつの上がらねえ平民出にやっと巡ってきた幸運か…」

「それとも破滅の罠か」

アニメ版のクロトワさんは渋くて萌えッス(;´Д`)