おお!味噌か!

やっぱり鍋は味噌味に限るのう!

いや、そういう話でなくて。

ええと、今年の後半、8月くらいからは毎日が怒涛の勢いで過ぎていきました。

それはたぶん、とても幸せなことなんだと思います。

来年はまたたくさんの事が僕らを待ちうけています。

希望をもって、進んでいこう。行けるところまで。

この場を借りて、今年お世話になった皆さんにお礼を申し上げるとともに…来年も皆さんがご健康でありますように。お祈りします。

 

 

で、今から下北沢に大好きなバンドのライブを観にいってきます~。

昨日は秋葉原に行って、色々買い物してしまいました。そんなわけで書きたい話はたくさんあるんだけど、来年のお楽しみということで。行ってきます~。

皆さまどうぞ、よいお年を!

メリイさんと羊とクリスさんと

今日は洗濯とか、布団干したりとか、あと掃除とかにいい日和です。

とりあえず布団を干そうと思って持ち上げてみたら、

なぜか下からこんなモノが。

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パッと見ただけでは普通のうまい棒の袋ですが、

発泡酒の空き缶と比較してみてください。

 

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巨大です。

実を言うとコレ、先日のライブの時に差し入れで頂いたものです。中身はどうかというと、色々な味のうまい棒がたくさん入っています。いました。

もらった時は「こんなの食べきれません」と思っていたのですが、

 

大体1週間くらいで完食しました。

テリヤキバーガー味がおいしかったです。ごちそうさまでした。

 

話は変わりますが、

昨日はmishearingの、今年最後のリハでした。

声が思うように出なくて悔しくて、もっともっともっと努力しないといけないなと思いました。

でも2月のライブに向けて、やる事は盛りだくさんです。楽しみです。

 
とりあえず年末年始のお休みに入ったら、買い物に行ったり新曲作ったり、友達と飲んだりしたいと思います。あとメイド喫茶というところに一度くらいは行ってみたい。ええとそれから…

 

「ウフフ」

ああ来た。

「おまたせ」

ユウキ
「いや別に待ってないですよ。ていうか今忙しいんだから、邪魔しないでください」

加湿器子さん
「またそんなこと言って。素直じゃないんだから。一人で淋しかったんでしょ?なんたって今夜はクリスマスイブだもの」

ユウキ
「確かに今夜はクリスマスイブですけどね」

加湿器子さん
「楽しみね」

ユウキ
「何がですか?」

加湿器子さん
「何がって…またそんな、気を持たせるようなこと言っちゃって」

ユウキ
「だから、何が…」

加湿器子さん
「んもう、じれったい。プレゼントよ。もちろん用意してあるんでしょ?」

ユウキ
「誰が誰にですか?」

加湿器子さん
「もちろん、アナタがアタシによ。決まってるじゃないの」

ユウキ
「はあ…」

加湿器子さん
「靴とかバッグとか財布とか、やっぱりその辺が定番よね」

ユウキ
「そうですかねえ」

加湿器子さん
「そうよ。あ、でも大丈夫よ。最近の流行は”いかに安くて良いものを身に着けるか”だから。だいたい1万円以下ね。」

ユウキ
「あ、そういうものなんですか?」

加湿器子さん
「そうよ。ちゃんと今月のnon○oとかL○Eとかに書いてあるわよ。」

ユウキ
「いつ読んだんですか?加湿器なのに」

加湿器子さん
「細かいことはどうでもいいの。そんなことより、アタシが思うに靴とかバッグもいいけどやっぱり最初のクリスマスだから…」

ユウキ
「だから?」

加湿器子さん
「指輪よね、やっぱり」

ユウキ
「ないじゃないですか、指。」

加湿器子さん
「別にね、石なんてついてなくていいの。まだ婚約指輪とか結婚指輪とかっていうんじゃないし」

ユウキ
「だから、指…」

加湿器子さん
「普段身につけていられるように、シンプルで、さりげなく主張があって、それでいて派手じゃなくて、センスが良くて…」

ユウキ
「指…」

加湿器子さん
「ティファニーのクリスマス限定リングなんかいいと思うの」

ユウキ
「はあ…いくらくらいするものなんですかね」

加湿器子さん
「やだ、値段なんて聞くもんじゃないわよ。ペアで4万円くらいかしらね」

ユウキ
「高いですね。そんなお金あったら(中略)に使った方がずっとマシですよ」

加湿器子さん
「その(中略)には何が入るの?」

ユウキ
「とにかくですね、そろそろ出かける準備もしないといけないので大人しくしててください。洗濯もしなきゃいけないし」

加湿器子さん
「どうせ実家に行くだけでしょ?その前に指輪を買ってくれても罰は当たらないと思うわよ」

ユウキ
「…わかりました。そこまで言うのなら…」

加湿器子さん
「やっとわかってくれたのね。嬉しいわ」

ユウキ
「じゃあ、サイズ教えてください」

加湿器子さん
「…」

ユウキ
「どうしたんですか?サイズですよ、指のサイズ」

加湿器子さん
「……」

ユウキ
「サイズがわからないんじゃ、指輪は買えないですよねえ」

加湿器子さん
「………」

 
ユウキ
「じゃあ、まあそういうことで」

 
加湿器子さん
「なんだっていうのよ!!!!」

ユウキ
「ビックリした。急に大声出さないでくださ」

加湿器子さん
「なによ、サイズサイズって!加湿器が指輪を欲しがっちゃいけないとでも言うの?!」

ユウキ
「いや、だってそもそも加湿器だし…」

加湿器子さん
「もういいわよ!!アンタなんてさっさと実家でもどこでも行ったら良いんだわ!!それで家族でメリークリスマスとか言ってりゃいいのよ!!死んでやる!!!」

ユウキ
「死ぬって言うか、壊れるじゃ…いや、まあ…落ち着いてくださいよ」

加湿器子さん
「これが落ち着いていられるかっていうのよ!馬鹿にして!加湿器だって指輪は欲しいし、たまには夢を見たいのよ!いいじゃないの、そんな日があったって!なによ、アンタみたいな甲斐性ナシのだらしない男、こっちからお断りだわ!そりゃ母親から”やっぱり今夜は教会に行きたいのでパーティは中止ね”なんてメールも来るわよ!」

 
え、そうなんですか?

 
ま、それはさておき今年はmishearingのおかげで、一人のクリスマスでもそんなに悲壮感はありません。

だってバンドでやる事を考えてるだけで楽しみでしかたないですから。

 
皆さんはどうか楽しいクリスマスを過ごしてくださいね。

メリークリスマス。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加湿器子さん
「いいこと思いついたわ!指輪じゃなくてネックレスとかにすれば、アタシでもかけておけるじゃない?!それがいいわ!今すぐ買ってきて!」

 
さ、そろそろ出かけないと。

~浅草、そしてお台場へ~最終章”じゃあノンフィクションって何のことだろう”

夜の潮風を受けながら、僕らはお台場の海辺へ続く歩道を歩いた。さっき僕のほうからつないだ手は,
「コーヒー買おうよ」と言って自動販売機に向かって歩き出した彼女に、さりげなく離されてしまった。

缶コーヒーを2本買い、海辺へと歩いていく。12月ということもあり、人の姿はまばらだ。が、何組かのカップルとすれ違う。自由の女神像の前で写真を撮っている人たちもいる。女の子が一人に、男が二人。雰囲気から察するに、女の子は男二人のうちの片方と恋人同士なのだろう。もう一人はその友達といったところか、おどけたポーズをとって他の二人を笑わせている。

「あの人たち、カップルとその友達かなんかかな?」

彼女がそんなことを言う。どうやら同じ事を考えていたらしい。

「カップルの方はいいだろうけどさ、それと一緒に来てる男一人ってどうなのかな?場所的に…惨めって言ったら言い過ぎかもしれないけど。自分だけ一人で、淋しくなったりしないのかな」

それはよくわかる。なぜなら彼女と出会うまで、僕もそうだった。仲のいい友達と、その恋人。元から仲が良かったから、よく三人で遊びに行っていた。

「俺もそんな時期があったけど、別に惨めになったりはしなかったよ。ああ、でも羨ましいとは思ったかな」

それは要するに、惨めになってたということか。そんな風に考えながら、彼女に言った。

「え、そうだったの?…そんなの初めて聞いた。いつごろ?」

「…まだ、お前と出会う前だよ。今から…5、6年前かな」

「じゃあ、わたしと会う二年くらい前だね。付き合い始めたのはそれから一年くらいたってからだから…」

そう、僕らは付き合って三年になる。いつものように男友達と一緒に行った渋谷のクラブで、初めて彼女を見た。生まれてからその日まで、僕は自分の事をずっと奥手だと思っていた。だけど彼女を見たとき、気づいたらもう話しかけていた。われながら驚いたけど、必死に話題を探し、ドリンクをおごって、帰り際に連絡先を聞き出すことに成功したんだ。

「あの時」

「?」

「俺がクラブで声をかけた時。かかってた曲。覚えてる?」

「おぼえてるよ」

と言って、彼女は笑った。一瞬、その笑顔は昔と変わっていないように見えた。

「ne-yoの”so sick”でしょ?いきなり近づいてきて、”俺、この曲すごい好きなんだ”とか言うんだもん。何だそれ、もう少し考えて話しかけろよ、って思った」

「あの時はさ、何も考えられなかったんだよ。”とにかく話しかけなきゃ”って、それだけで」

「純粋だった、ってことかな?」

「…そうかもね」

 

少し間をあけて、それから彼女は一息に次の言葉を言った。

 

「でもいまはちがう」

 

その顔はもう、笑っていなかった。

「…どういうこと?」

違う。わかっている。僕には、彼女の言う意味が。

「あの頃は、純粋にわたしを好きでいてくれた。わたしだけを」

「…」

「でも今は違う、そういうことだよ」「なんでわざわざ聞きかえすの?」「自分が一番わかってるんでしょ?!」

と、畳み掛けるように彼女は続けた。

気づくと、その目には涙が浮かんでいた。

僕は、何も言えずにいた。

「何で”お台場に行こう”なんて言い出したのか、わかってるよ。思い出の場所だもんね。始めた時と同じように、ここで終わりにしようと思ったんでしょ。そうするのがカッコいいとでも思ったの?!そうすればキレイに終われるとでも思ったの?!」

彼女は声を荒げた。頬にはもう、大粒の涙がつたっている。

「わかってたよ、もう最後なんだって。わかってた。だから覚悟して、絶対に泣かないって決心して、笑って別れてやろうって思ってたのに。なのに…」

すすり泣きながら、彼女は言った。

それでも僕は、何も言えず、ただ彼女を見つめたまま立ちつくす事しかできなかった。

気がつくとあたりに人気は途絶え、ただ自由の女神だけが遠くを見つめたまま、僕らの成り行きを気にしているかのようだった。

 

「なのに、なんで手なんか握るのよ…」

 

悔しそうな表情の彼女の唇から、そんな言葉が流れ落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はいじゃないわよ。この続きはどうなるの?」

ユウキ
「ああ、加湿器子さん。突然話しかけるのやめて下さいよ。ホントに」

加湿器子さん
「いいから早く続きを書きなさいよ」

ユウキ
「いや、もう終わりですよ」

加湿器子さん
「…」

ユウキ
「いやあ行き当たりばったりで適当に書いてはみたものの。やっぱりこういうのはむずかし」

加湿器子さん
「そんな言い訳が通じると思ってんの!?」

ユウキ
「急に大声ださないでくださいよ。びっくりするじゃないですか」

加湿器子さん
「こんな支離滅裂で、妄想爆発で、別段面白くもなんともない落書きみたいな話をそれでもここまで読んできた人の身にもなりなさいよ!ちゃんと終わらせるのが筋ってものでしょ!」

ユウキ
「大丈夫ですよ。普通の人は最後まで読みませんから。というか多分読んでる人ほとんどいないですから」

加湿器子さん
「アタシという、アナタにとって大切な人が読んであげてるじゃないの」

ユウキ
「ああ…ていうかだって、アナタ加湿器じゃないですか。人ではない。」

加湿器子さん
「何よそれ?!またそのオチでしめくくろうっていうの?!冗談じゃないわよ!馬鹿にして!だいたい、毎回人をオチに使っておいて…」

ユウキ
「だから、人ではないですよね」

加湿器子さん
「うるさいわね!!いい?!この際だから言わせてもらうけど、まだ今年は一週間以上残ってるのに早々と大掃除をあきらめるなんて、ダメ人間もいいところよ!」

ユウキ
「いやあ、だってお台場に行ったらもうどうでもよくなって…今にして考えると、あの日が日曜まるごと空いてる最後の日だったし」

加湿器子さん
「年が明けてもまだ、こんな汚い部屋でアタシと過ごそうっていうつもりなの?!」

ユウキ
「あ、大丈夫ですよ。去年と同じスチームつきの温風ヒーター出したから。これで加湿器子さんも…」

加湿器子さん
「何よそれ?!やっぱり前の女とヨリを戻そうってつもり?!それで代わりにアタシを押入れに放り込むつもりなのね!!」

ユウキ
「ヨリっていうか…いや、まあちょっと落ち着いてくださいよ」

加湿器子さん
「これが落ち着いていられるかっていうのよ!!馬鹿にして!こんな侮辱受けたの初めてだわ!それもクリスマスも近いって言うのに、一人パソコンに向かってくだらない書き込みをしてるこんなヤツに!そりゃ母親から、あたかもアナタが誰も一緒に過ごす相手が誰もいないのを分かりきってるかのように”24日の夜は実家に集合”なんてメールもくるわよ!!!」

 

疲れたので寝ます。

~浅草、そしてお台場へ~後編「フィクションってくしゃみの事ですよね?」

目がさめるとそこは車の中だった。先ほど車を停めた、高速道路の下の駐車場。

どうやら昼間の疲れからか、食事を済ませて車に戻り、休憩しているうちに眠り込んでしまったらしい。隣の席では、彼女が悪戯っぽくこちらをのぞきこんでいる。

「おきた?」

「うん…ごめん。起こしてくれればよかったのに。どのくらい寝てた?」

「んー、10分くらいかな?いいんだよ、疲れてるんでしょ。それにホラ、ここからの夜景もなかなかキレイだし」

「そうだね…でもそろそろ行かないと。遅くなっちゃうな」

車の時計は、もう午後9時を過ぎていた。今日は日曜、明日はお互いに仕事なのだ。

「うん」

そして僕らは今日のもう一つの目的地、お台場へ向けて車を走らせた。

レインボーブリッジを渡る途中、彼女が口を開いた。

「ここ、お金いらないんだね」

「ん?」

「通行料っていうの?わたし、ここは有料道路かと思ってたよ」

「ああ…そうだね。そういえば俺も、つい最近までそう思ってた」

レインボーブリッジからの夜景についての感想を述べるでもなく、彼女が口にしたのはそんな言葉だった。

それからお台場海浜公園に到着し、駐車場に車を停めるまでの間、ずっと二人は無言だった。

車が停まり、ドアを開けて外に出るまでの間に、妙な沈黙があった。その空気に耐えかねたかのように、先に口を開いたのは彼女だった。

「外、寒いと思うけど…大丈夫?」

本来なら男の方からかけるべきであろうそんな言葉を、彼女は口にした。

「俺は大丈夫だよ。お前こそ…ちゃんとその上着、着ていきなよ。マフラーもして」

「わかってる。だいじょうぶ」

そう言って彼女は身支度を整え、車の外に出た。後を追うようにして車の外へ出た僕は、財布を車の中に忘れたことに気づいて慌てて車内に戻った。

「どうしたの?」

「いや、財布。あれ、どこ置いたっけ…おかしいな」

「さっきCD買った時に、袋と一緒に後ろの席に放り込んだんじゃないの?」

「そうだっけ?…ああ、あった。ごめん」

「財布は大切だから肌身離さないように、っていつも言ってるでしょ」

彼女は少し怒ったような口調で、でも顔には微笑を浮かべながらそう言った。

「ごめん」

と、僕も微笑んでそう返した。反省しつつも、多分この先もこのクセは改善されないだろうなと思いながら。

「じゃ行こっか」

と、彼女は歩き出した。少し遅れて、僕は後を追う。

腕を組んだり、手をつないだりして歩かないようになったのは、いつからだったろう。

まだ付き合い始めの頃。二人で並んで歩いていた時に、さりげなく腕を組んできた彼女。

驚きと照れくささと嬉しさがごちゃまぜになって、つい彼女の顔を見つめてしまった。彼女は、「どうしたの」とでも言うように、ドギマギしている僕に向かって少し得意げな、嬉しそうな笑顔を向けた。

でも、今日彼女が見せてくれている笑顔は、もうあの頃とは違う。

これから起こることを、もう彼女はわかっているんだろう。

それでも、笑顔を見せてくれる。

「やっぱり、風が強いね。そんなに”すごく寒い”ってほどでもないけど…ねえ、どうしたの?」

少し遅れて歩いている僕に、彼女が怪訝な声をかける。

「何でもないよ。行こう」

そう言って僕は、彼女の手をとった。

瞬間、

 
彼女の顔に驚いたような、怒ったような、

彼女が元通りの笑顔に戻るまでのほんの一瞬、

そんな表情が浮かんだのを、

僕は見てしまった。

 

 

(続く)

「~浅草、そしてお台場へ~」中編

いったいいつから前編だったのか、書き始めた時には考えていませんでした。
あのまま何もなかったかのように、全く別の話を始めるのもそれはそれで面白いかな、と思ったのですが。

前回の続きです。

(あらすじ)
年末の大掃除を放り出して、友達の車に乗せられ浅草へ向かった日曜の午後。夕食を済ませ、のんびりと浅草寺の境内を散歩しているユウキ@mishearingの前に現れた怪しい人影。果たして何者なのか?

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「あんちゃん、こんなとこで何やってんだ?」

ユウキ
「え、いやちょっと携帯で写真を撮ろうと思って…」


「あんちゃん、観光で来てんのか?」

ユウキあんちゃん
「いや、友達とご飯を食べに来て、そんで散歩してて…」


「だったら、俺がもっとイイとこ連れてってやる。ついてきな」

そんなこと言われても、俺友達と一緒だし、ていうかイイとこってどこですか?

見るからに怪しい男の後を、疑心暗鬼でついていく日曜の夜。変なとこ連れて行かれたらどうしよう。

 
きっと連れて行かれた先は何か事務所とかで、「ここにサインしろ」とか「あり金全部おいていけ」とか「免許証出せ」とか言われるんだ。思いつく限り、何も悪いことしてないのに。もしかして境内で写真とか撮っちゃいけなかったのか?ショバ代とか?いやでも、他にも撮ってる人いたしな。さっき通りすがりのラブラブカポー(カップル)に心の中で呪いをかけたのがバレたのか。夕飯食べたあとだからお金だって少ししか持ってないし、でもやっぱ「銀行に行っておろしてこい」とか言われるのだろうか。「お金アリマセン」とか言ったら、コンクリ詰めにされて東京湾かな。いや隅田川がすぐ近くだからそっちかな。

 
などと持ち前の被害妄想を全開にしてノコノコと男の後をついて行くと、おもむろに一軒の派手な建物の前で立ち止まりました。

「ここだ」

え?ここって…

名前は聞いたことあるけど…

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ユウキ
「ここは、何をする建物ですか?ロック座って書いてあるけど…ライブハウス?」

男はニヤリと笑い、
「入ってみればわかる。あんちゃん、6000円もってっか?」

見ると、入り口の看板には「6000円」という文字と出演者らしい女性の名前が。

すいません、写真撮るの忘れました。というか問題アリかな、と思って撮りませんでした。

さておき「ロック座」というくらいだから、何かロックな事が行われているに違いない。出演者の名前も聞き覚えはまるでない。しかしミュージシャンの世界の果てしなく隅の方に身を置いている身として、興味はある。

だが6000円は高い。

そもそも夕食に奮発してしまった僕が、6000円などというお金を持っているはずがない。

なので、正直にお金が足りないことを告げると

「そうか。残念だが仕方ねえな。またどこかで会うこともあるかもしれねえ。もしかしたら次に会う時は、お互い敵同士かもな。だが手加減はしないぜ。覚えておきな。」

と、いささかキャラが変わってしまいましたが、意味不明な言葉を残して男はロック座の中へと姿を消したのでした。

ピンチを脱した我々は、疲労感を抱えて車に乗りこみ帰宅の途につきました。

つきかけました。

かけたところで、同乗者の一人が

「お台場行きたい」

と言い出したのです。

 
次回、帰ってきたユウキ日記。

「~浅草からお台場へ~”ていうか収拾つかなくなってませんか?”」

なってます。

ちなみに今回初めて知ったんですけど、ロック座の”ロック”はROCKのことではなくて、六区のことだったんですね。すいません、まだまだ無知無学です。

あ、常識ですか?

しょうがないじゃん、知らなかったんだから。

と開き直ってみる忘年会前夜。

いかん。

気づいたらもう12月。前回の書き込みはええと、

あ、12月の4日だ。それにしても、もう1週間か…「師走」とはよく言ったもので、ここ最近時間の経つのが非常に早いです。そんな気がします。

このままではイカン。何か年末らしいことをしなければ。年末といえばそう、アレだ。

1 忘年会

2 大掃除

3 レコード大賞

ええとじゃあ、2番で。

というわけで、昨日は大掃除に取り掛かりました。

かかりかけました。

かけたところで、友達から

「浅草に遊びに行こう」

という連絡が入りました。

「ああ、コイツ大掃除を放り出して遊びに行ったんだな」と思ったそこのアナタ!

 

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正解です。

浅草には夕方到着して、食事してからブラブラしてました。

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夜の浅草は何だか落ち着いてて、いい感じでした。

 
と、思って写真撮ってたら

 

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変な人にカラまれました。

「あんちゃん、コレ何やってんだ?」

ピンチです。

次回、帰ってきたユウキ日記。

「~浅草、そしてお台場へ~”すいません、ロック座ってどこですか?”」

お楽しみに。

うたかたの

その日、僕はスタジオにいました。

とても広いスタジオで、なぜか薄暗かったのを覚えています。

バンドのメンバーも、いました。そのほかにも10人くらいの人たちがいたと思います。

部屋の一角にはドラムセットがおいてあり、そこでは僕たちではないバンドが演奏をしていました。

でも、演奏しているのはmishearingの曲でした。CDにも入っている、バラードです。歌詞は替えられてました。

その演奏を観ながら、周りの人たちが何か話してました。よく聞くと、「100万」とか「いや200万」とか言ってます。どうやら、この曲をリリースしたらどのくらい売れるかという皮算用みたいでした。

そのうち、一人の女性が歩み寄ってきて、僕の前に正座しました。床には厚手のカーペットが敷きつめられていました。思わず、こちらも正座してしまいました。

その女性は、東芝EMIの方でした。正座をし、僕の目を見つめたまま

「おめでとうございます」

と言ったのです。

 

そこで目がさめました。

 
ええ、まあ皆さんの予想通り夢オチなんですけど。こんな夢を見ました。

こんなにはっきり夢の内容を覚えていることは最近珍しいので、書いておこうと思いました。

「夢」だと思っていたこと。

それを、僕は今年実現することができました。たくさんの人の力を貸していただいて、やっと。

手に入れたはずの夢は、もう夢ではなくなって。

その先にあるものを、今は見ることができます。

不可能だと思っていたこと。どうせ無理だろうと思っていたこと。

手を伸ばせば届きそうなものは、

手を伸ばしてみなければ永久に届くことはない。

届かないかもしれないけど、

その結果、また大切な何かを失うかもしれないけど、

手を伸ばしてみようと思います。いや、厳密にはもう手を伸ばしてしまいました。

あとは、いけるところまで行くだけです。

自分のためではなくて、

いつも誰かのために。進んでいきたいと思います。

 
うん。

たまには真面目なことも書いてみるものですね。

今日は面白いこと書いてないけど、まあこんな日もね。ありますよね。

そもそも、いつも書いてることも果たして面白いのかどうか分かりませんけど。

P.S

夢の中で、僕の曲の歌詞を変えて歌っていたのはチャゲ&飛鳥の飛鳥さんでした。

チャゲさんがドラムを叩いてました。別にファンではありません。

へんなゆめ。