いただきました。
この写真で見ると、すごく大きなみかんに見えますが
実際はこのくらいです。
我が家では大きさを比較する際に、発泡酒の空き缶が主に使用されます。
コレ、どこでもらったかと言いますとですね。
前回のエントリでチラッと書きましたが、先日久しぶりに地元の雑貨屋さんに行ったのです。
誕生日のお祝いのカードと、ちょっと早いけどクリスマス用のカードを買いに行きました。
19時にはもう閉まってしまうお店で、僕が行ったのは19時少し過ぎ。
ここのお店の人は本当に良い方たちです。たまにしか来ない僕でも暖かく迎えてくれて、閉店時間を過ぎてても買い物させてくれます。
このお店は洋服や雑貨を主に扱っているのですが、店内に喫茶スペースがあって、お茶を飲んだり軽い食事が楽しめます。
で、いつ頃からか、その隅になぜかピアノが一台置かれているのです。
オーナーの女性に伺ったところ、小さい頃にご自分で弾かれていたものが一度人手に渡り、最近になってまた自分のところに戻ってきたのだ、ということでした。
お店に来られたお客さんが弾いたり、閉店後に自分で弾いたり、と楽しんでおられるそうです。
このオーナーさんは僕が音楽をやっているのも知っているので、以前に何度か「ピアノ弾いていかない?」と声をかけて頂いてました。
僕はピアノはほとんど弾けないので、「今度ギター持ってきますから」なんてごまかしていたのですが、
この時はなぜか、「弾かせてもらおうかなあ」という気持ちになってしまいました。
と言っても、いつもギターで弾いている曲のコードをおさえるくらいですけど。
G。
B。
C。
Cm。
うん。いける。
調子に乗って、「歌わせてもらってもいいですか?」などと言い出す始末。
「ぜひ歌って!!」なんて言ってくださるので(愛想で言ってくれたのでしょうけど)、その気になった僕は歌い始めました。
When you were here before
Couldn’t look you in the eye
You just like an angel
Your skin makes me cry
そう。あの曲です。
いつか、あの人に歌いたいと思っていた、あの曲。
この部分が特に好き、というかあの人を思う僕に当てはまるのです。
You float like a feather In a beautiful world
And I wish I was special You’re so fuckin’ special
初めてあの人を見たとき、照明の下で踊るあの人を見たとき。
それまで見た誰とも違うものを感じたんだ。
それ以来あの人は特別な存在で、
僕も、あの人につりあう存在になれたらと願った。
でも、
But I’m a creep,
I’m a weirdo.
そうなんだ。
でも、いつかこの曲を聴いてもらえたらいいな。
そんな事を思いながら、
つたない、本当に拙くて恥ずかしいピアノの演奏だったけど、
気持ちを込めて歌わせていただきました。
うまく言えないんだけど、
初めてこのお店に来たとき、まさかこうしてピアノを弾かせてもらうなんて、ましてや歌を聞いてもらえるなんて、それこそ想像もしてなかった。
だから、というか何と言うか、すごく幸せな時間でした。ほんの3~4分だったと思うんだけど。
お店の方も喜んでくれたみたいでした。というか驚いてたみたいだった。
で、歌のお礼に、と言ってくださったのが、冒頭のみかんです。
「あ、どうも~」なんて気軽に受け取ったんだけど、
考えてみたら、コレが歌を歌って、もらった初めてのギャラになるのかも。
mishearingやる前は、ずっとドラマーでしたからね。
まあ、ドラムの時もまともにギャラを頂いたことはなかったけど。いや、僕がギャラを頂くほどの演奏してなかったわけですけど。
と、そんなことを考えてしまいました。
今度は、ギターを持って行こう。
また歌わせてくれるかなあ。