というわけで、

風邪をひいてからというもの、最近はコレを飲んでいます。体がポカポカして、大変具合がよろしい。
あと、もう鼻と喉が乾燥して死にそうなのです。
仕事から帰ってくるとまず、おもむろに加湿器のスイッチオン。
いい感じに湯気が出てきたところで、加湿器の上で口をあけて「あ~」なんて言ってみたり。喉の奥に蒸気がしみ込んでいくのは、これまた大変具合がよろしい。
それで、
「…ちょっと」
よっ、夜中もずっと加湿器をつけっぱなしなので、水が途中でなくならないように…
「無視?無視してるの?」
…そ、それにしても、朝起きたときの窓の結露のすごさと言ったら…
「ふーん…そう。いいけど。そういう態度に出るんなら、ワタシにも考えがあるわよ?」
ユウキ
「ああもう!今年こそは止めようと思ってたのに!!」
加湿器子さん
「なによ。このブログからワタシを切り捨てようってつもり?」
ユウキ
「いや、だっていい年していいかげん…マズイかなと」
加湿器子さん
「何がマズイのよ。言っておくけどね。このブログ…ブログなんて言うのもおこがましいわね。ていうかブログに失礼よね」
ユウキ
「痛いです。新年早々痛いです!!」
加湿器子さん
「この”帰ってきたユウキ日記”なんて恥ずかしいタイトルの駄文を、それでも読んでくださっている数少な~い心温かい読者の皆さんはね、いい?」
ユウキ
「いいです!いや結構です!聞きたくないです!」
加湿器子さん
「アナタの日記とか、風邪をひいてどうこうとか、女の子にフラれてどうこうとか、そもそもフラれる以前の問題だとか、勘違いもはなはだしいとか…」
ユウキ
「もういいですってば!わー!」
加湿器子さん
「そういうの、全部どうでもいいのよ。みんなはね、ただ待っているの…」
ユウキ
「(半泣)何だっていうんですか、もう…」
加湿器子さん
「みんなが待っているのはね、ワタシ。加湿器子さんだけなのよ!!これからはタイトルを”加湿器子さんの毎日”に変えなさい!!」
ユウキ
「なんだかシリアスな流れになりそうでならないですね。加湿器子さん、新年おめでとうございます」
加湿器子さん
「何よ、急に素に戻っちゃって。つまんないわ。あーあ、今年もこんな冴えない男と一緒だなんて…」
ユウキ
「まあ、そうつれない事を言わないでくださいよ。僕には初めから、加湿器子さんだけなんですから」
加湿器子さん
「アナタ去年の11月、この部屋に女の子を連れ込んだわね」
ユウキ
「なんですか突然」
加湿器子さん
「しらばっくれるんじゃないわよ!!」
ユウキ
「いいじゃないですか、そんな前のことどうだって…」
加湿器子さん
「おかしいと思ってたのよ!!10月くらいから、急に部屋を片付け始めたりして!」
ユウキ
「いや…だって、ねえ」
加湿器子さん
「わ、ワタシというものが!ありながら!!」
ユウキ
「まあちょっと落ち着いてくださいよ」
加湿器子さん
「何よその余裕な感じ!ムカツクわね!アナタついさっき、”僕には加湿器子さんだけ”だなんて言ってたじゃないの!」
ユウキ
「いやーだって、加湿器子さんは加湿器じゃないですか」
「何よそれ!どうせあっちこっちで同じような事言って回ってるんでしょ!」
ユウキ
「そんな事ないですけど…まあ僕にだって、部屋に来てくれる女の子の一人や二人いますって」
加湿器子さん
「そのわりには風邪ひいて寝込んでたにも関わらず一人っきりね」
ユウキ
「あっ何それ。今度は加湿器子さんが急に素になる感じ?」
加湿器子さん
「そもそも3ヶ月も前の、しかもたった一回きりのことを今更引っ張り出してくるあたりが未練たらしいというか…恥ずかしくないの?」
ユウキ
「や、だって…」
加湿器子さん
「アナタさっきから自慢げに言ってるけどね。女の子が部屋に来たのはいいけど、なあんにもなかったじゃないの」
ユウキ
「ああっ…そのことは…」
加湿器子さん
「そういえばあの子、ワタシにちゃんと挨拶してったわね。なかなかよく出来た子よ。ていうかね、アナタは女心のなんたるかが分かってないわ」
ユウキ
「よく言われるんですよね…」
加湿器子さん
「それじゃこの先、一生彼女なんてできないわよ。いい?”いっしょう”よ!」
ユウキ
「そんなに強調しなくても…」
加湿器子さん
「ま、これでわかったでしょ?結局、アナタみたいな冴えない男を相手にするのは、どこまでいってもワタシくらいだってことよ」
ユウキ
「新年早々、絶望的な流れですね…」
でも、2月10日のライブは頑張りますよ、と。